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【メキシコ】プエブラとは?
項目 | データ |
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州名 | プエブラ州 |
州都 | プエブラ市 |
面積 | 33,919km² |
人口 | 6,583,278人 (2020年) |
年間平均気温 | 12-18℃ |
主要産業 | 自動車産業, 食品産業, 繊維産業 |
主要言語 | スペイン語 |
主要観光地 | プエブラ大聖堂、チョルラ遺跡 |
時差 | UTC-6(サマータイム時はUTC-5) |
プエブラはメキシコの中央部に位置する都市であり、同国のプエブラ州の州都でもあります。標高2,160メートルに位置し、メキシコシティから東に約130kmの距離にあります。
プエブラはスペイン人による征服後16世紀に建設された都市であり、植民地時代の建築物や美術品が多く残っています。
また、メキシコの独立戦争でも重要な役割を果たした場所の一つであり、その歴史的背景も魅力的な観光スポットとして知られています。
プエブラは美食の街としても有名であり多くの地元料理が観光客に人気です。また、市内には多くの美術館や博物館があり、特にメキシコの伝統的なタイル工芸品「タラベラ」の博物館が有名です。
プエブラはまた、メキシコの最も高い山の一つである「ポポカテペトル山」の近くに位置しているため、登山やアウトドアアクティビティに最適な場所でもあります。
プエブラの標高や天気
プエブラは標高が約2,160mあり、内陸性の気候を持っています。気候は乾燥しており、一年中日照時間が長く年間を通して温暖です。ただし、夜間は冷え込むことがあります。
プエブラの気温は季節によって変化があります。最も暑い時期は5月から7月で、平均気温は摂氏25度前後です。
一方、最も寒い時期は12月から2月で、平均気温は摂氏15度前後です。夜間の気温は冬季には摂氏10度前後になることもあります。乾燥しているため日中と夜間の気温差が大きく感じられることがあります。
また、プエブラは雨季と乾季があります。雨季は6月から9月にかけてで、雨が多く降る季節です。乾季は10月から翌年の5月まで続きます。
プエブラは年間を通して比較的温暖で過ごしやすい気候ですが、訪問する際は季節や気温の変化に合わせて適切な服装を用意することをおすすめします。
プエブラの歴史地区
プエブラの歴史地区はスペイン人による征服後、16世紀に建設された都市の中心部であり、多くの歴史的な建物や文化遺産が残っています。
メキシコ国内で最も美しい歴史地区の一つとして知られ、1987年にUNESCOの世界遺産に登録されました。
歴史地区には多くのバロック様式の教会や修道院、公共広場、市場などがあり、その中でも特に有名なのが「プエブラ大聖堂」です。プエブラ大聖堂は18世紀に建設されたバロック様式の教会であり、壮麗な外観と美しい内装が特徴です。
また、歴史地区にはカラフルなタラベラタイルで装飾された建物や壁画も多くあります。プエブラはメキシコでもタラベラタイルの産地として有名であり、歴史地区には多くのタラベラタイル工房やショップもあります。
さらに、歴史地区にはメキシコ独立戦争で重要な役割を果たした「歴史博物館」や、先住民文化の展示がある「カサ・デ・ラ・カルテ」など、多くの博物館や文化施設もあります。
歴史地区を散策することで、メキシコの歴史や文化を深く知ることができます。
プエブラ歴史地区の別名
プエブラの歴史地区にはいくつかの別名があります。代表的なものを以下に挙げます。
プエブラ中心歴史地区
プエブラの中心部に位置しスペイン人による征服後、16世紀に建設された都市の中心地であることからこのように呼ばれています。
プエブラのダウンタウン
多くの商業施設やレストラン、バーなどが集まる繁華街であることからこのように呼ばれています。
プエブラのバロックの宝石箱
プエブラの歴史地区には多くのバロック様式の建物が残っており、美しい装飾や彫刻が施された建物が多くあることからこのように呼ばれることがあります。
プエブラのタラベラタイルの都市
プエブラはメキシコでもタラベラタイルの産地として有名であり、歴史地区には多くのタラベラタイル工房やショップがあることからこのように呼ばれることがあります。
これらの別名はプエブラの魅力的な歴史や文化、建築物、美術工芸品などを象徴しており、多くの観光客が訪れる魅力的な地域であることを示しています。
プエブラのインディアン文化
プエブラには先住民の文化や伝統が根付いており、多くのインディアン部族が暮らしています。代表的なインディアン部族としては、ツォツィル族、ナワトル族、オトミ族、マサテコ族、テペワ族などが挙げられます。
これらの部族は自らの言語や文化、信仰を守り続けながらプエブラの歴史や文化に深く関わってきました。
また、プエブラ州には多くのインディアン系の手工芸品や工芸品が生産されており、代表的なものとしてはタラベラタイルや羊毛の織物、銀細工、ストロー細工などがあります。
これらの工芸品は世界的にも高い評価を受けており、プエブラを代表する産業の一つとなっています。
プエブラの治安、安全性
プエブラは一般的には比較的安全な都市ですが犯罪も発生しています。特に観光地や繁華街などの人込みの場所ではスリや置き引きなどの犯罪に注意が必要です。
また、夜間には人通りが少なくなるため一人で歩くのは避けるべきです。
プエブラでは旅行者が犯罪被害に遭わないよう、以下のような注意点が推奨されています。
- 夜間は特に注意して行動すること。
- 見知らぬ人からの声かけや話しかけには警戒すること。
- 貴重品や現金はできるだけ持ち歩かず、ホテルのセーフティボックスに保管すること。
- 公共交通機関を利用する場合は、正規のタクシーを利用すること。
- エスコートガイドを利用することも考えると良いでしょう。
適切な注意を払い犯罪に対する予防策を講じることで、プエブラでの滞在を安全かつ楽しいものにすることができます。
プエブラの観光スポット2選
プエブラはメキシコ中央部に位置する美しい歴史的な都市であり、多くの観光名所があります。
以下は、プエブラで人気の観光スポットの一部です。
サン・フランシスコ聖堂
プエブラにあるサン・フランシスコ聖堂(Templo de San Francisco)は市内で最も古い聖堂の一つで、16世紀に建てられました。この聖堂はスペイン人のフランシスコ会修道士によって建設されたもので、新大陸におけるカトリックの布教の中心地の一つでした。
サン・フランシスコ聖堂は美しいバロック様式の建築で知られています。正面には聖母マリアの像があり、左右には聖ペドロと聖パウロの像が飾られています。内部には美しい彫刻や絵画が飾られた装飾的な祭壇があり、その美しさから観光客にも人気があります。
また、サン・フランシスコ聖堂の近くには市内で最も古い公園の一つであるサン・フランシスコ広場があり、地元の人々に親しまれています。広場には小さな池があり、鳥たちが遊んでいる姿を見ることができます。
プエブラに訪れた際にはサン・フランシスコ聖堂とその周辺を訪れ、美しいバロック様式の建築と市内で最も古い公園を楽しんでみることをおすすめします。
サント・ドミンゴ聖堂
プエブラにあるサント・ドミンゴ聖堂(Templo de Santo Domingo)は18世紀に建設された美しいバロック様式のカトリック教会です。この聖堂はスペイン人のドミニコ会修道士たちによって建設され、その建築様式は現代でもプエブラ市内で最も印象的な建物の一つとして知られています。
サント・ドミンゴ聖堂の内部には壮大な装飾や美しい彫刻、絵画が飾られた豪華な祭壇があります。特に聖堂の前面にある金色の壁飾りや聖堂の後ろにある塔は、訪れた人たちを驚かせる美しさです。
また、サント・ドミンゴ聖堂の周辺には美しい建築物が多く残っており、街歩きを楽しむことができます。聖堂のすぐ近くにはプエブラ地方の美術品を展示している美術館もあります。
プエブラに訪れた際にはサント・ドミンゴ聖堂をはじめ、周辺の美しい建築物や美術館を訪れ、プエブラの美しいバロック様式の建築物を堪能してみることをおすすめします。