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【ブラジル】マナウスとは?歴史や気候、おすすめの観光スポット、人気のホテルをご紹介!

【ブラジル】マナウスとは?

【ブラジル】マナウスとは?

「マナウス(Manaus)」はブラジル北部に位置する都市で、アマゾン川の支流であるネグロ川とソリモエス川の合流地点に位置しています。マナウスは、アマゾン州の州都であり人口は約220万人(2021年時点)、ブラジル北部でも最大の都市の一つです。

マナウスは、ブラジル北部の中心都市としてアマゾン地域の経済、文化、政治の中心として発展してきました。アマゾン地域の自然資源にアクセスするための玄関口としても機能しており、木材、ゴム、漁業などが盛んです。

また、マナウスはアマゾン川沿いの観光拠点としても人気があり、アマゾン川のクルーズやジャングルツアーを楽しむことができます。

マナウスと日本の時差

マナウスは、世界協定時(UTC)より4時間遅れたアマゾン時間(AMT)を採用しています。日本との時差は、日本がマナウスよりも12時間進んでいるため、マナウスの時間が午前6時の場合、日本の時間は午後6時となります。

ただし、ブラジルも夏時間を採用しており、その期間中は日本との時差が1時間短くなります。具体的な期間については、事前に確認することをおすすめします。

マナウスの歴史

マナウスの歴史

マナウスはブラジル北部のアマゾナス州の州都であり、アマゾン川に面しています。この地域は先史時代から人が住んでいたとされていますが、マナウスが都市として発展するのは19世紀後半からでした。

1869年、アマゾン川の交易の中心地であったパラ市から、マナウスに行くための水上交通路が開通しました。これにより、マナウスはアマゾン川流域の貿易の中心地として発展し、19世紀末にはブラジル最大の都市の1つとなりました。

20世紀初頭にはゴムの需要が急速に拡大し、マナウスは世界のゴム生産の中心地となりました。この時期には、豊かなゴム商人たちが多く住みマナウスは繁栄しました。

しかし、20世紀半ばになると、人工ゴムの発明により天然ゴムの需要が減少し、マナウスの経済は衰退しました。その後、ブラジル政府によるアマゾン川流域の開発が進められ、マナウスはブラジル国内でも重要な工業都市として発展しました。

現在、マナウスはブラジル北部の中心都市として、工業や商業、観光などの分野で発展を続けています。

マナウスに進出した日本企業

マナウスには、日本企業が進出している工場があります。具体的には、以下のような企業が挙げられます。

  1. パナソニック
    液晶テレビやエアコンなどの製品を生産するために、マナウスに工場を設置しています。
  2. キヤノン
    デジタルカメラやプリンターなどの製品を生産するために、マナウスに工場を設置しています。
  3. トヨタ自動車
    エチオピアから輸入したコットンを使用した自動車用シートを生産するために、マナウスに工場を設置しています。
  4. サントリー
    ブラジルで生産されたコーヒー豆を使用して、コーヒードリンクを生産するためにマナウスに工場を設置しています。

以上がマナウスに進出している日本企業の一部です。こうした日本の大手企業は地元の雇用や経済発展に貢献しています。

マナウスの気候

マナウスの気候

マナウスの気候は熱帯モンスーン気候に分類されます。年間を通して高温多湿で、気温が30度前後を保ち湿度は高いです。

マナウスの気候は年に2つの季節に分かれています。4月から9月までの間が乾季で降水量が少なく、晴れた日が多く、気温もやや低めになります。一方、10月から3月までは雨季で、非常に多くの降水量があり、特に12月から2月にかけては激しい雨が降ることがあります。

また、マナウスはアマゾン川流域に位置しており、アマゾン川やその支流による影響も受けます。アマゾン川の水位は、雨季には上昇し、乾季には下降するため、周辺の湿地や森林も季節によって様相が変化します。

マナウスを訪れる際は年間を通じて高温多湿であることに留意し、軽い服装や雨具を持参すると良いでしょう。

マナウスのおすすめ観光スポット5選

マナウスのおすすめ観光スポット5選

マナウスには、アマゾン川流域の自然や文化を体験できる様々な観光スポットがあります。以下に代表的なものをいくつか紹介します。

  1. アマゾン劇場
    マナウスの中心部にあるアマゾン劇場は、19世紀末に建設された歴史的な建物で、アマゾン川流域で最も重要な歌劇場の一つです。外観は美しいネオ・ルネッサンス様式で、内部には豪華な装飾が施されています。コンサートやオペラなどが開催されており、見学ツアーもあります。
  2. エンコントロ・ダス・アーグァス
    エンコントロ・ダス・アーグァスは、アマゾン川とリオ・ネグロの合流点に位置する美しい景勝地です。船での観光や釣り、バードウォッチングなどが楽しめます。
  3. ジャウー国立公園
    ジャウー国立公園は、アマゾン熱帯雨林地域に位置する自然保護区で、世界最大の自然保護区の一つです。ここでは、アマゾン川流域特有の動植物や風景を観察することができます。ガイド付きのハイキングツアーなどもあります。
  4. アマゾン川クルーズ
    アマゾン川沿いのクルーズツアーは、アマゾン川流域の美しい自然や先住民の文化を体験できる人気の観光スポットです。マナウス港からの出発が多く、数日から数週間の長期コースもあります。
  5. マナウスの市場
    マナウスの中心部にある市場は、アマゾン地方の豊かな自然資源から作られた工芸品や食品などが豊富に揃う大型マーケットです。観光客にも人気があり、土産物や食品を買うことができます。

これら以外にも、マナウスには多くの魅力的な観光スポットがあります。ただし、アマゾン地方は気候や治安などに注意が必要な地域であるため、観光を楽しむ際には注意を払い、安全に過ごすようにしましょう。

マナウスの治安

マナウスはブラジル北部のアマゾナス州の州都であり、一般的にブラジルの他の大都市と比べると比較的治安が良いとされています。ただし、治安上の問題がない訳ではないことも事実です。

特に夜間に街を歩く場合や、人目の少ない場所を歩く場合には注意が必要です。強盗や窃盗のリスクがあり、貴重品や現金を持ち歩くことは避けるべきです。また、タクシーやバスなどの公共交通機関を利用する場合には、事前に調べて信頼できる手段を選ぶようにしましょう。

一方、マナウス市内には観光客向けの地域もあり、そこでは比較的安全に観光を楽しむことができます。観光客が多い地域でも、貴重品や現金の管理には注意が必要ですが、観光客用の警備員などが配置されていることが多いため、比較的安心して過ごすことができます。

総じてマナウスは比較的治安の良い地域ですが、状況は日々変化しているため、旅行前には現地の情報を確認し、現地の人々や警察のアドバイスに従うことが重要です。

マナウスで人気のホテル

マナウスには、観光客向けの多くのホテルがあります。以下にいくつか代表的なものを紹介します。

  1. ホテル・タージ・アマゾン
    ホテル・タージ・アマゾンは、アマゾン川の岸辺に位置する高級ホテルで、広大な敷地内にはプール、テニスコート、スパ、レストランなどがあります。客室からはアマゾン川の景色が楽しめます。
  2. ホテル・オペラ
    ホテル・オペラはアマゾン劇場の隣に位置するホテルで、歴史的な建物をリノベーションした美しい客室が特徴です。レストランやバーも併設されています。
  3. グランド・セラオン・ホテル
    グランド・セラオン・ホテルはマナウスの中心部に位置し、アマゾン劇場やマナウスの市場に近く、観光に便利な立地です。客室は快適で設備も充実しています。
  4. ホテル・ド・ラーゴ
    ホテル・ド・ラーゴは、アマゾン川に面した静かなロケーションに位置するホテルで、ガーデン、テラス、レストランなどがあります。客室からは美しいアマゾン川の景色が望めます。
  5. ホテル・マナウス
    ホテル・マナウスは、アマゾン川に面した美しいロケーションに位置するホテルで、アウトドアプール、バー、レストランなどがあります。客室は快適でアマゾン川の景色が楽しめます。

以上が、マナウスの代表的なホテルの一例です。ただし、マナウスはアマゾン地方に位置する都市であり気候や治安に注意が必要です。ホテルを予約する際には、安全性やアクセス性、観光に便利な立地などを考慮して選ぶことをおすすめします。

マナウスの空港

マナウスにはエドゥアルド・ゲッツ国際空港(Eduardo Gomes International Airport)があります。この空港は、ブラジル北部の重要な空港の一つであり、マナウスの中心部から車で約20分程度の距離に位置しています。

エドゥアルド・ゲッツ国際空港には、ブラジル国内の各都市や、アメリカ、ヨーロッパ、中南米など、多数の国々からの直行便が就航しています。主要な航空会社には、

  • タム航空
  • ゴル航空
  • アメリカン航空
  • コパ航空

などがあります。

空港にはレストランやカフェ、ショップ、ATM、レンタカー会社などがあります。また、空港から市内へのアクセスには、タクシー、バス、レンタカーなどが利用できます。

タクシーは空港内にあるタクシーチケットカウンターで予約することができます。バスは空港から市内の主要なバスターミナルまで運行されており、そこから市内各地への移動が可能です。

マナウスの港

マナウスの港

マナウスにはアマゾン川に面した港があります。この港は、南米最大の港の一つであるマナウス港(Porto de Manaus)であり、ブラジル北部の重要な物流拠点の一つとなっています。

マナウス港には多くの貨物船や旅客船が発着しており、アマゾン川流域の各地への物資輸送や旅行に利用されています。また、マナウスからは、アマゾン川の上流にある観光地や先住民の村落などへのツアーが運行されています。

マナウス港から市内へのアクセスには、タクシーやバスなどが利用できます。また、港周辺には宿泊施設やレストラン、ショップなどがあり、滞在中に必要なものを調達することができます。

ただし、港周辺は治安の面で注意が必要であるため、観光客は注意を払って行動するようにしましょう。

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